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柔らかな日差しが降り注ぐ部屋で白い猫が椅子に寝そべっている。
そして時折、薄手の白いシャツを軽く羽織っただけの背中をプルプルと震わせて普段より少しだけ高い切なげな声を出す。

「ぁ…フ……ちょ、もうちょっと…ぅんっ」
その細い背中を長い指が這う。
「……おい、あまり変な声を出すな」
「ン…やっ、ちょ痛いですってば!」
「ん、こうか?」
「はぁ…ッん…も、もういいデス」
「よくない!まだ半分しか終わってないぞ!」
「ぅ…アッ…も、いいデスってば…なんか逆に、疲れてきましたカラ…ン…ゥフッ…れ、鴉!いい加減にしなサイ!」
「…そ、そんなに下手か?」
オズには好評なのにな…このマッサージ。
なんとなく自信がなくなってきて尋ねると、いつもより少しだけ頬を染めた彼は何故か全身の毛を逆立てて威嚇しているようだった。
「ッ…下手とか以前に、君の手はなんかこう、くすぐったいんですヨ…」
「うっ……そう、なのか?」

せっかく腰を痛めたというから得意のマッサージを披露してやったのに、全く酷い言われようである。
ていうかくすぐったい、のか…。


特技が1つ減ったような気がして、ギルバートは小さく溜め息をついた。












はい、帽子屋さんを喘がせたかっただけです☆ニコッ
ギルは帽子屋さんのツボを確実に押さえるプロだよねって信じてる^^
鴉ブレは読むのは大好きだけど何故か自分では書けません…orz
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